オークションラックス(AuctionLux)は違法MLM?国内に支店がなく危険性あり!!

本記事では、マルチネットワークビジネス・マルチ商法の「オークションラックス(AuctionLux)」について、その実態を解説します。

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より明確に言えば、オークションラックス(AuctionLux)に参加することで本当に稼げるのか、もしくは詐欺ポンジスキームの可能性・リスクがあるのかをお伝えしたいと思います。

実際オークションラックス(AuctionLux)の仕組みには気になる事が多く、法的な疑問も多数。情報をお探しであった方、参加に迷われていた方、既に参加されていて疑問をお持ちの方などぜひ当記事を参考にしていただけると幸いです。

オークションラックス(AuctionLux)とは

オークションラックスは、「AuctionLux」という中国企業が展開するオークションを題材にしたマルチネットワークビジネス(MLM)です。

結論から先にお伝えしますが、オークションラックスは非常に危険で最終的に大きな損失に繋がるリスクがあるので参加はオススメできません。

基本の仕組み、そしてこのような評価に至る理由を順番にお伝えしていきます。

基本の仕組みと配当のカラクリ

まずオークションラックス(AuctionLux)から説明される「利益・配当がどのように発生するのか」「どのように儲かるのか」の仕組みからお伝えします。

最初にオークションラックスが高額な売却益が見込める商品を見極め、会員からお金を集めて購入します。商品例で言えば高級時計やブランド品やお酒などです。

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そして購入した商品をオークションで売却し、その売却益から配当を出資者(会員)に渡すというのが基本の構造。

高額な商品転売組織としてやりましょう、といったニュアンスです。

マルチネットワークビジネス(MLM)としての側面

オークションラックス(AuctionLux)は、前項で解説した「オークション代理転売事業」だけでなくMLM・マルチネットワークビジネスの側面も持っています。

MLMとはマルチレベルマーケティングの略称で、マルチレベルの意味は多段階。つまり、自分の権利が多段階に渡って発生するマーケティングの仕組みというわけですね。

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連鎖販売取引とも言いますが、要は自分自身が人を勧誘し、その方に出資者や更なる勧誘者になってもらうことで、その方が受け取る配当の一部が貴方や、段階的に組織の上に計上されていきます。

なのでオークションラックスに参加する際は必ず「誰の紹介か」の確認が行われ組織の構図を管理されます。

貴方を経由して会員を増やせば、その方が出資をし配当を受け取り続けてくれる限り、仮に自分自身が何もしなくても収入が入ってくるといった魅力で言われるものです。

一応補足すると、MLMは合法の仕組みです。ただ、商品を純粋に信用してか・売り上げ目的かは別にして身内や友達にも販売を行うケースが多く、マルチと言う言葉自体が嫌われているのもまた事実でしょう。

これはアムウェイなど、他のマルチネットワークビジネスを想像するとイメージされやすいのではないでしょうか。

この記事の冒頭でオークションラックスの利用はおすすめできないとお伝えしましたが、ここまで解説してきた基本概要を踏まえ、オークションラックスのもつ問題点に言及していきます。

オークションラックスの問題点・違法性

オークションラックス(AuctionLux)にはいくつもの問題点・違法性がある可能性があります。

ビジネスの問題点3点、違法性について4点を解説しましょう。

AuctionLuxの問題点
  • 日本国内に支店もなく海外事業者としても実績が不透明
  • そもそも買い手がつかなければこの話は破綻
  • 配当の種類も多く資金繰りも成立しない可能性=ポンジスキーム
AuctionLuxの違法性
  • 明確な広大広告・断定的表現
  • 古物商など事業者としての免許問題
  • 仮想通貨の代理購入など資金決済法に抵触
  • 規定や契約内容が曖昧で特商法違反

日本国内に支店がない・実績が不透明

オークションラックス(AuctionLux)の本社は中国であり、日本国内に支店はありません。

その中国の本社も実績が不透明で、本当に実働しているのかの確認はとれておらず、これは本当に危険です。

かつて様々なマルチネットワークビジネスが存在し、その多くが残念ながら「詐欺」「ポンジスキーム」とされ多大な損失を会員に与えてきましたが、日本国内に実態がないマルチは基本的にそういったトラブルに発展しています。

冷静に考えてみてください、日本支店がないという事はこの組織の繋がりは個人間のネットワークのみであり、サポートを受けるにも配当を受け取るにも「責任者」が不在という事がどれほど高リスクであるか。

中国の本社の方もいくつか事業をやっているといった記載が公式ページにはありますが、それを裏付ける実績の証明は、確認した限り見つかりませんでした。

そもそも買い手がつかなければこの話は破綻

そもそもこの話は、オークションラックス(AuctionLux)が会員から集めたお金で購入した商品が、売却できなければその時点で話が破綻します。

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売れなかった場合の補償もありません。

もちろんオークションラックス(AuctionLux)にはプロのバイヤー・セラーがいるとの事なのですが、それでも高額な商品になればなるほど、本来は売却不成立のリスクが高くなります。

大きな売却益が見込める商品がそんなに数多く入手できるか?という部分も疑問ですが、恐らくこの疑問はこの記事を読み進めていけば理解できます。

資金繰りも成立しない可能性=ポンジスキーム

オークションラックス(AuctionLux)はかなり多くの配当の仕組みが組まれていますが、これが非常に危険です。

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一般的なマルチは自社の商品やサービスを会員自ら購入し、その売上から配当を一定の率で分配していく構図ですが、オークションラックスはご存知の通りオークションの売却益からの分配です。

商品によって売上・利益率も異なりますし、時にはマイナスになる事もあるでしょう。

それにも関わらず、利益率ではなく売上や集めた資金に対する配当を謳っている事にもう危険性を感じますし、バイヤーやセラーにも配当を支払ったり、マルチで数多くの会員に配当を…とやっていくと、普通に考えて資金繰りが成り立ちません。

もしポンジスキームの場合「実際には商品を購入せず」集めたお金をプールしておき、そこから配当が出ているように装って一旦はビジネスを継続しつつ更に会員・お金を集め、集まったお金がピークに達した時点で飛ぶでしょう。

どのみち仕組みが破綻しているビジネスは必ず長続きはしません、ポンジスキームかどうかは結果論での証明しかできませんが、本当に成立する話なのかはしっかり見極めてください。

次は違法性に関する解説です。

明確な広大広告・断定的表現

オークションラックス(AuctionLux)セミナーでは、「必ず儲かる」・「間違いなく利益が入る」など断定的な表現による誇大広告発言が確認できております。

この時点で言葉を選ばず言えば「詐欺」に該当しても不思議ではありません

古物商など事業者としての免許問題

オークションラックス(AuctionLux)の仕入れ・販売についてはルートが謎に包まれています、どこで仕入れたのか・どのオークションで販売したのかも不明。

そこで気になるのは古物商の免許ですね、ビジネスとして中古品の買い取り・売却を本当に行っているなら、古物商の免許が必須。

古物商の免許は企業でも個人でも比較的簡単に取得できるのですが、取得した際に発行される免許番号も公開されておらず。

本当にオークションビジネスをしているのであれば無免許、ビジネスをしていないのであればポンジスキーム=詐欺という構図となり、どう転んでもアウトになりかねない問題です。

仮想通貨の代理購入など資金決済法に抵触

オークションラックス(AuctionLux)では資金のやり取りを仮想通貨で行います。

しかし仮想通貨・暗号資産に触れた事がない、購入方法や操作方法も分からないという方も少なくないと思いますが、そこでオークションラックスは仮想通貨の代理購入・代理操作もやってくれると話しています。

ただこれは明確に違法で、仮想通貨の代理購入も免許がなければできません。

このあたりもハッキリと免許の有無が提示されてもいませんし、大変危険なほか貴方自身が違法なことに巻き込まれているといった事も起こり得る事態です。

規定や契約内容が曖昧で特商法違反

オークションラックス(AuctionLux)の規約はかなり曖昧で、オークションに関する仕組みやルールなどにはほとんど言及されていません

そして一番の問題点は以下の部分。

To the maximum extent permitted under applicable law, AuctionLux services, AuctionLux materials and any product, service or other item provided by or on behalf of AuctionLux are offered on an “as is” and “as available” basis, and AuctionLux expressly disclaims, and you waive, any and all other warranties of any kind, whether express or implied, including, without limitation, warranties of merchantability, fitness for a particular purpose, title or non-infringement or warranties arising from course of performance, course of dealing or usage in trade.

簡単に言えば、「オークションラックスはいかなる保証も用意しない」「会員は保証がないことに同意する」といった内容です。

 

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当たり前ですが、どのような投資・ビジネスであっても必ず稼げるものなどはありません。よってこの文章そのものを真っ向から否定はしませんが、でも担当の方はセミナーで「必ず稼げる」と言ってます。

クーリングオフの規定もなく、これは違法性があります。

そのほか「オークションラックスは一方的にサービスの提供を停止・変更できる」などをはじめ、自分にリスクや不利となる要素を徹底的に排除している印象があり、これは会員・ユーザーにとっては大きなリスクとなるでしょう。

仮にオークションラックスポンジスキーム・詐欺でなかったにしろ、この規約では利用するか否かはしっかり検討する必要があると思います。

ポンジスキーム・詐欺である可能性が高い

冒頭から繰り返しお伝えしていますが、ここまでの理由から結局オークションラックスポンジスキームの可能性が高く信用できません。

これも繰り返しになりますが、オークション一つとっても以下のような疑問ばかり。

オークションへの疑問
  • 商品の入手経路が不明
  • 売却するオークション先が不明
  • 納品書や商品の実態も確認できない
  • 経費や税金などの費用が不明・資金繰りに無理がある

大切なお金を預けるにはリスクが高すぎますし、よくあるポンジスキームの中でもずさんな案件だと思います。

上記は過去の取引例ですが、やはり実際の取引が行われた根拠なるものはないですね。

酷似したビジネスモデルで破綻したケースが過去に存在

オークションラックス(AuctionLux)は「革新的なオークションシステム」と銘打っていますが、実はオークションシステムを採用したポンジスキームは過去にも無数に存在しています。

代表例としてホワイトサイドキャピタル(WCG)というマルチは、オークションラックスとほぼ内容が酷似しており、最終的にポンジスキームで運営がお金を持って飛び終了、つまりは完全なる詐欺でした。

記事内でも説明したように、オークションと謳っているものの実際は商品の売買などは行われておらず、都合の良い言葉で会員とお金を集めていたというわけです。

オークションラックスの説明や仕組みにも破綻が見られる以上、同じようなものと警戒するのは至極当然な話だと思います。

オークションラックスの企業情報

オークションラックスの公式ページに記載されている企業関連の情報は以下

設立2020年中国
創設者呉家事務所
 Mr Michael Finley
最高マーケティング責任者Mr Ronnie Sabastian

AuctionLux」という企業名なのかもよくわからず、法人番号・住所・連絡先といった情報が一切伏せられています。

これでは実績を確認するどころか「本当に実在するのか」も疑問。

何にせよまともな企業ではなく、会員に信じてもらおうとすらしていない…というよりそういった事も気にされない方をターゲットにした情弱マルチビジネスであるとも取れます。

オークションラックスの口コミ・評判

オークションラックス(AuctionLux)は酷評が既にかなり見受けられます。

ID非公開さん
2024/1/8 17:17
『 auction lux 』 って詐欺ですか?
オークション ラックス 』 って詐欺ですか?

ベストアンサー

ID非公開さん
2024/1/10 17:41
詐欺です
絶対お金払ってはいけませんよ

引用元:Yahoo!知恵袋

moy********
2024/1/10 17:55
詐欺です。
出資者から集めたお金を一時的に再分配して配当が出る様に見せかけ、再出資を求めます。
お金がある程度貯まった所で消えて泣き寝入りになります。

引用元:Yahoo!知恵袋

確かに今瞬間的に利益が出ている方がいる可能性も否定はしません、しかしもしポンジスキームである場合は最初に配当を実際に与え信用させる事からすべては始まっています。

ここまでの情報を踏まえ、冷静に判断され行動されてください。

まとめ

今回はマルチネットワークビジネスの「オークションラックス(AuctionLux)」について実態をお伝えしました。

  • 企業実態が不透明・日本支社なし
  • 過去に同様の仕組みのポンジスキーム詐欺が存在
  • 誇大広告が顕著で法的に問題がある
  • オークションシステムも破綻している
  • そのほか法律に抵触する要件が多く危険
  • マルチであるが故にもし仮に成功できても人間関係に支障がでる

副業として・本業として問わず、利益を出せるのか、詐欺ではないのか、そういった情報を知りたいというリクエストも受けてのリサーチでしらが、上記などのことから私の意見を申せばオークションラックスの利用はおすすめできません。

ただこれも一意見に過ぎませんし、オークションラックスに参加されている方を否定するつもりもありません。この記事を読まれた方も、多角的に捉えて判断しましょう。

当たり前ですが、どのような投資・ビジネスであっても必ず稼げるものなどはありません。よってこの文章そのものを真っ向から否定はしませんが、でも担当の方はセミナーで「必ず稼げる」と言っています。

またクーリングオフの規定もなく、これは違法性があります

そのほか「オークションラックスは一方的にサービスの提供を停止・変更できる」などをはじめ、自分にリスクや不利となる要素を徹底的に排除している印象があり、これは会員・ユーザーにとっては大きなリスクとなるでしょう。

仮にオークションラックスポンジスキーム・詐欺でなかったにしろ、この規約では利用するか否かはしっかり検討する必要があるのでお気をつけください。

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