【AuctionLUX】詐欺MLMオークションラックスの実態がやばすぎた！？

本記事ではオークション・ラックス（AuctionLUX）についての内容をお伝えしていきます。

このAuctionLUXですが、中国の企業が運営する投資事業のようです。日本でも各地でセミナーが活発に開かれてるようです。「必ず利益が出る！」ともKENZOさんの動画でも発言しており、断定的な判断提供をしていることから悪徳商法と考えられます。

そんなAuctionLUXの実態についてお伝えしていきます。

オークションラックス（AuctionLUX）の概要

まずはAuctionLUXがどんな投資案件なのか、その概要について解説していきます。このAuctionLUXのビジネスモデルですが、読んで字の如く「オークション事業」で稼ぐってことみたいですね。簡単に言うと、

って感じです。要するに、Auction Luxであなたも転売で一緒に稼ぎませんか？面倒な作業は全部こちらにお任せください！というイメージですね。ちなみに、このサービスをAuctionLUX内では、コラボレーティブ オークション プログラム (CAP)と名付けており、商品の内容は様々です。

など幅広いですが、いずれも一般層が手が出ないような高額商品になってます。そのため、融資を募ってるという理屈のようです。で、具体的に利益配分ですが、以下のようになってるようです。

つまり、オークションで得た利益の半分が出資者に配当されるという仕組みになりますね。普通は多くても10％とかですが、出資者に50％が還元されるのは破格ですね。また、このAuctionLUXは、マルチ方式で会員を集めてるようです。

ちなみに、資料の中には、Auction Luxこれは、あくまでも「アフィリエイトプログラム」です。と、お決まりの文言が書かれてますが、グループを作ってトップが報酬を吸い上げる形式は、まぎれもなく「マルチ（MLM）」ですね。クリーンなイメージを演出したいんでしょう。

個人的には、マルチだろうが稼げればそれでいいというスタンスなんですが、はたしてAuctionLUXに投資して稼ぐことができるんでしょうか？ということで、次からはAuctionLUXの実態について見ていきます。

AuctionLUXの運営元が不明

まず、一番重要なAuctionLUXの運営元が不明です。AuctionLUXの公式サイトには、

ということしか分かりません。「企業名」「連絡先」「住所」などは一切分かりません。かなり怪しいですね。オークション業界に革新をおこすフィンテック企業を自称してるようですが、それが本当であれば、会社名すら公開できないなんてことがあるでしょうか？

本当にオークション事業をしてる？

さて、このAuctionLUXの骨子は「オークション事業」になるんですが、そのオークションが本当に行われてるかどうか非常に怪しいです。というのも、AuctionLUXは2023年6月の投資結果を公表してるのですが、その内容がこんな感じです。

などなど、謎が多すぎます。ロット番号だけ書かれても、調べようがないですからね…。これ見たら、まともな人だったら、え？ホントにオークションやってるの？って感想を抱くんじゃないでしょうか。

ただ、日本で行われてるセミナーですが、参加者の多くが高齢者という印象を受けますね。「高齢者＝騙されやすい」というのは偏見かもしれませんが、こういった雑な作りは、高齢者ならダマせるやろという余裕の表れかもしれませんね。

なお、AuctionLUXがオークション事業を行っていないということであれば、これは明らかなポンジスキーム詐欺に該当します。つまり、配当金は出資者の投資金から支払われてるということになります。

AuctionLUXの利用規約がヤバい。

さて、AuctionLUXには利用規約がありますので、その内容について触れていきます。この利用規約ですが、軽く目を通すだけでもヤバい内容がてんこ盛りですね。

今回は抜粋していきますが、気になる方は利用規約の全文を読んでみて下さい。なかでも驚愕なのが、「IV. Liabilities（P12）」に書かれてる内容です。

To the maximum extent permitted under applicable law, AuctionLux services, AuctionLux materials and any product, service or other item provided by or on behalf of AuctionLux are offered on an “as is” and “as available” basis, and AuctionLux expressly disclaims, and you waive, any and all other warranties of any kind, whether express or implied, including, without limitation, warranties of merchantability, fitness for a particular purpose, title or non-infringement or warranties arising from course of performance, course of dealing or usage in trade.

引用：利用規約

この文章を要約すると、

ってことが書かれてます。もちろん、どんな投資においても、絶対に稼げるなんてことはありませんが、「どんな保証も提供しない」と明言するのは、なかなか気合の入った規約ですよね笑

「ユーザーも保証を求めないことに同意してる」って文言も気になります。AuctionLUXのセミナー講師の間違いなく利益が出ます！

という言葉は幻聴だったのかと疑いたくなってきますね…。また、その他にも、

など、ユーザーが不利な条項が多数あります。仮にAuctionLUXがポンジ詐欺でなかったとしても、かなり慎重に検討した方が良さそうですね。

結論

さて、AuctionLUXについて見てきましたが、言うまでもなくオススメできません。ポンジスキーム詐欺の可能性が濃厚ですね。

AuctionLUXの資料を見ると、「革新的なオークションシステム」と評してますが、このAuctionLUXのようなシステムは、実は過去にもあったんですよね。ホワイトサイドキャピタル（WCG）というマルチ組織が提供していたサービスなんですが、ビジネスモデルはAuctionLUXとまるっきり一緒でした。

で、そのWCGがどうなったかご存じですか？運営が資金を持ち逃げして飛びました…。つまり、WCGはポンジスキーム詐欺だったんですよね。オークション事業も嘘だったとのことです。

まぁ、つまりはそういうことですね。加えて言うと、以下の資料も見る限り恐らく出金などはUSDTという仮想通貨で行われるものと思われます。

仮想通貨で資金のやり取りが行われるということは、出金元から相手方の情報を探ることも難しくなってきます。ウォレットのアドレスが分かったところで、何もできません。トラブルが発生しても、

会社名や会社住所すら分からない　

追跡困難なお金のやり取りをしてる

という状況なので、訴訟という手段すら取れない可能性が非常に高いです。

そもそも、まともなビジネスであれば、なぜわざわざ仮想通貨で入出金をする必要があるのか？って話ですよね。いずれにしろ、マルチ案件で稼ごうとするのは悪手です。

最後に笑うのは運営だけです。稼ぎ方は色々ありますし、どれが良い悪いとかはありませんが、「稼ぎやすいのかどうか？」は明確にあるので、ホントに稼ぎたいなら、稼ぎやすい方法を選びましょう。